冷え性
冷え性は妊娠力の低下、自律神経の乱れなどどの年齢の女性にとっても大敵の症状です。一口に冷え性といっても色々な症状があります。大きく分ければ、末端が冷える方、体幹の特に腰から下が冷える方(上半身はのぼせる方も多いようですね)に分かれます。
冷え性の対策
一般的に体を温めてくれる食べ物として葉物野菜より根菜類がいいと言われています。にんじん、たまねぎ、ごぼう、大根、生姜、山芋などです。もちろん体を温めてくれる食べ物は野菜だけでありません。身の赤い魚類や肉類、例えば鮭、かつお、まぐろや牛肉、ラム肉も体を温めます。
さらに発酵食品である醤油や味噌などや唐辛子も体を温めてくれる食材です。
冬はこのような食材の入った味噌鍋やキムチ鍋に生姜を一かけらいれると体が温まります!
着る物はオーバーやコート類は室内と室外の温度差を調節する着物として理解しましょう。防寒対策には冬用の熱を逃がさない下着、さらには腰を冷やさないためにはお腹を温めること(腹巻やへそ上まである下着)、靴下の2枚履きなど部位の防寒に気を使いましょう。
部屋の暖房は出来るだけ足元を温めること!また入浴は熱いお風呂に短時間入るより、入浴前から浴室を温め、40度くらいにお風呂に肩を冷やさないように肩にはタオルをかけ、ゆっくりとつかりましょう。
冷え性の治療
上記のような冷え性対策をとってもなかなか冷えが治らない、冬には必ずアカギレができる方は漢方薬を服用しましょう。
漢方薬は2000年前のエアコンの無い時代から女性の冷えにはどのような生薬が効くのか研究されてきました。
そのような歴史のある冷え性の漢方薬がいくつもあります。一例をあげれば、当帰芍薬散、当帰四逆加呉茱萸生姜湯、麻黄附子細辛湯、苓姜朮甘湯、柴胡桂枝乾姜湯、十全大補湯、加味逍遥散、桂枝茯苓丸などなどあげればきりがないほどたくさんあります。その中で自分自身の証にあった漢方薬を選ぶのが大切ですね!
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