バイアスカットと爪床の内出血から肥厚爪(爪甲鉤彎症)になられた方です。先ずはご自身でできるケアをご指導させて頂きました。
【Question】
数年前に親指の爪左右2本が陥入爪になり、手術を受けました(爪を全て除去するのではなく、両端2〜3ミリ程度を切り取る手術です)。 ←←←例え医療機関が行う処置であっても爪のバイアスカットはその時は症状が消えても再び痛みが出てくることがあります。痛みがある場合は爪を切るより持ち上げる保存療法のほうがより効果があります。
それ以来、綺麗な爪が生えてこず、さらに悪化したのがその3年後、長距離マラソンの完走後、親指の爪が内出血で真っ黒になり、痛みを感じるようになりました(今は痛みは僅かになりましたが、タイツやパンプスで圧がかかると痛みを感じます)。
爪はほとんど前に伸びなくなり、代わりに盛り上がって厚みが増してきました。日常には差し障りないので、病院へも行かなかったのですが、出来れば元の健康な爪を取り戻したいと思っています。
【Answer】
写真で見せて頂くかぎり典型的な爪甲鉤彎症ですね。この爪下の爪床との接着はどうなっていますか?細くて硬い(たとえばブラシのナイロン)などで爪と皮膚の間を探ってみてください。
ブラシの先が入らずきちんとついているのであれば、指先の膨らんだ皮膚をテーピングで押さえて前に爪が伸びる様に誘導してみてみましょう。
隙間があり爪が浮いているようであれば隙間のないところまで爪を削って、同様に膨らんだ皮膚を押さえるようにテーピングしてみましょう。
爪が厚くなる原因は色々とありますが、爪は髪の毛と同じタンパク質でできています。爪母から伸びるように成長するのですが、圧迫があるとまっすぐ伸びる正常な成長が妨げられ、写真のように爪が分厚くなります。
たぶん最初の深爪が原因で指先の皮膚が爪より前に出て、肉が膨らみ指先のお肉が邪魔をして爪が前に伸びるのを邪魔しているのかとお見受けしました。
一ヶ月に足の爪は1mmほど伸びるはずですから、半年ほど気長にテーピング法を続けられてはいかがですか?
お近くに爪を削ってアクリル爪を形成していくれるところがあればよりはやく修復するかもしれませんが・・・
院長ブログ:最近の巻き爪事情 最近は陥入爪の炎症がある場合でもなるべく手術はしないで保存療法で行う方が再発率を低くすると論文がたくさん出ています。
炎症のある巻き爪治療は吉村レディースクリニックまで
また爪に関してのご相談があれば写真添付してお問い合わせフォームから
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