豊中のエステサロンYLCがお伝えする美と健康の話

スキンケアは大切!

スキンケア

普段から皮膚の健康を維持し、皮膚に起る病的な状態を防いだり軽くしたりするため、あなた自身がする毎日のスキンケアは大切です。

スキンケアの基本
1.皮膚を清潔に保つ(清潔の保持:石鹸)
汚れの中には皮膚のアレルゲンになるような物質(大気中の汚染物質など)もたくさん含まれていますので石鹸をよく泡立て、皮膚の汚れを泡で包み込むように洗い流します。

泡立てネットや自動泡立て器などを使って泡は出来るだけ細かく小さいものを作ってください。 石けんは無添加の普通の石鹸で十分です。

特別敏感肌の人でなければ皮膚には自己の修復作用があるため弱アルカリ性の石鹸で洗ってもすぐに皮膚は酸性に変化します。薬用石鹸などを使って皮膚の常在菌までを殺菌するのは一般的には百害あって一利なしです。

2.皮膚を乾燥させない(乾燥からの防御:乳液、保湿剤など
皮膚の汚れを取ることは皮脂も洗い流すことになるので必ず後で保湿剤(尿素剤、ワセリンやNMF等)を薄く(べとつかない程度)塗り角層に水分を保持できるようにしましょう。

角層内に保持されている水分は平均30%と少量ですが角層の柔軟性、潤いまたは乾燥防止や外界からのアレルゲンを侵入させないために非常に役立っています。

3.紫外線からの避難(紫外線防御:サンスクリーン)
海外では子供のときに浴びる紫外線量が将来皮膚がんを引き起こす原因になるということで子供の時から紫外線対策が充実しています。

更年期以降ではエストロゲンの作用も減弱するため、比較的作用の弱い紫外線であるultraviolet Aでも長期に暴露することにより皮膚の弾性が低下し、しみやしわの原因となります。

紫外線のきつい昼頃の外出を避け、やむおえず出かける時は日傘や帽子で紫外線を避ける工夫をしましょう。又、サンスクリーンの入ったファンデーション(SPF30以上、PA++以上)を夏でも冬でも常に使うようにしましょう。

光老化について

紫外線の種類や線量
つい先ごろまで小麦色の肌が健康の象徴といわれてもてはやされていましたが、最近ではオゾン層の破壊の問題から、紫外線の皮膚に対する悪影響が一般の方にも知られるようになりました。

紫外線とは、太陽の光のなかで最も波長の短い光線ですが、その紫外線も波長の長い順に「UVA」「UVB」「UVC」の3種類に分けられています。オゾン層破壊が進んでいなければ、UVCは、オゾン層ですべて吸収されますので、私たちの皮膚に影響を及ぼすのは、UVAとUVBの2つとなります。

UVBは、放射量の約半分がオゾン層で吸収されるため、地表に届く量は1/100から1/10と少なく、皮膚の表面(表皮)にしか達しません。しかし、そのエネルギーは強力で、UVAの1000倍ほどもあります。 日焼けをして皮膚が赤くなり、ひりひり痛むのはUVBの仕業です。

一方UVAは、放射量の全量が地表まで届き、私たちの皮膚の深く〔真皮〕にまで光線が達します。しかし、そのエネルギーは弱く、1日くらいでは日焼けなどの急性炎症を起こすほどの力はありません。

日本は南北に長いので年間太陽紫外線量が1.5~2倍くらい異なっているため、南北地域の住民のシミやシワの発症年齢が大きく違うことがわかっています。秋田と沖縄の女性を比較すると60歳頃にはシミでは約20歳、シワでも約6歳くらい差が見られます。紫外線が沖縄より少ない秋田の女性は光老化が沖縄の女性に比べて、ずっと遅くなります。

季節によっても紫外線量は違います。4月から多くなり始め、9月ごろまでその量が持続します。ただ、実際に私たちが浴びる量は、いろいろな要因に左右されます。

例えば、6月は晴れの日が少ないので、光に含まれる紫外線量が多くても、浴びる量はそれほどではありません。また、スモッグなどで光が遮られる日は、浴びる紫外線量は少なくなります。

1日の中でみると、午前10時ごろから午後2時ごろが最も紫外線量が多く、1日の総量の約半分がこの時間帯に降り注ぎます。

老化と光老化

老化は遺伝子によってプログラムされており、避けられないとの考え方が、老化関連遺伝子の発見で実証されつつあります。
しかし、光老化は、一般の老化とは質的に異なっています。光老化は長年にわたり日光(紫外線)を浴びている部位にのみ生じます。同じ人でもお腹など光の当たらないところの皮膚と比べて顔や頚、あるいは手背など常に太陽紫外線をあびる皮膚は20歳、40歳、60歳と各々の年齢に応じた特色を示すため初対面の人でもおよその年齢を想像できます。つまり、これが光老化です。
紫外線を浴びると、紫外線に刺激された色素細胞が「メラニン」と呼ばれる黒褐色の色素をたくさんつくります。 皮膚に活力があると、新陳代謝によって元の肌色にもどるのですが、日焼けを繰り返してメラニンが増えたり、更年期に新陳代謝のリズムが崩れると、メラニンは「しみ」「そばかす」となって皮膚に沈着してしまいます。さらに紫外線の直接作用や炎症による活性酸素の影響で表皮全体が厚くなり、表皮最外層の角質層も厚くなり、色素細胞のメラニン量の増加、表皮突起の消失傾向、真皮上層の弾力繊維変性やコラーゲン量低下などをおこします。
紫外線(UVA)は皮膚の奥にまで浸透し、徐々に肌の弾力を保つ「弾性繊維」を変質させ、皮膚のハリをなくし、皮膚の老化である「しわ」や「たるみ」の原因になります。

さらに問題なのは、皮膚に紫外線が当たると、皮膚の細胞のなかにある遺伝子が傷つけられることです。紫外線を浴び続けると、この傷が修復されず、皮膚がんを引き起こす原因となります。

光老化の予防

日本人より肌に紫外線の影響を受けやすい欧米の人の間では1980年代より「スリップ(長袖を着る)、スロップ(サンスクリーン剤を塗る)、スラップ(帽子かぶる)」と軽快な言葉で紫外線防止が叫ばれています。

紫外線対策としては、肌や目を強い直射光と散乱光から守る工夫をするのが基本です。

晴れた日の午後をはさんで2-3時間は戸外での活動を控え、日中の戸外活動には帽子、着衣、サングラス、サンスクリーンなどの防御対策をするようにしましょう。

外界からの汚れや紫外線で障害を受けた肌やその予防には機能性基礎化粧品を使いましょう

夏のお肌の手入れ

日本の夏は高温多湿
日本の夏は、日差しが強く、紫外線や熱、湿度などで直接にあるいは汗も乾きにくく間接的にも皮膚トラブルを引き起こしやすいと言われます。

紫外線は日焼けや、シミの原因になり、また、なかなか乾かない汗はかぶれや感染の原因になります。とくにアトピー素因のある方は、常にシャワーを浴びるなど皮膚を清潔に保ち、汗を洗い流すようにしましょう。

夏に特徴的な皮膚トラブル
日焼け以外に夏に起こりやすい皮膚トラブルは、炎症とかぶれです。特に虫に刺された部分から炎症を起こし腫れてきたり、自分の汗でかぶれて湿疹をおこしたりとトラブル素因は数々あります。

また、夏の感染で特に注意しなければならないのは、「とびひ(伝染性膿痂疹)」です。虫刺されやあせもなどを引っ掻くことで、夏の弱った皮膚は普段は常在菌である黄色ブドウ球菌が簡単に皮膚バリアーを越えて真皮層で感染を起こしてしまいます。さらにその感染は同じ手で他をひっかくとすぐにそこにも飛び火のように感染を起こすために一般的には「とびひ」と言います。 抗生剤入りの軟膏を塗らなければ、全身に湿疹ができることもあるので、水ぶくれやまわりが溶けているような湿疹、すぐに広がる湿疹はすぐに医療機関を受診して抗生剤入りの軟膏をもらいましょう。

珍しい感染症では背中やお腹、時には顔にしろぬけのシミ、あるいは茶色しみが急にできてきたりします。これは一般的なシミではなく癜風(でんぷう)といい、カビの感染によるものです。真菌(カビ)感染により起こるシミなので抗真菌軟膏で軽快します。

「シミだ!」と思ってあわててレーザー治療やしみとりクリームを塗らないようにご注意ください。

夏のお肌ケア
日本の夏は高温多湿、肌には大敵! 高温になれば、体は汗を出し、気化熱で体温調節をしようとしますが、日本は多湿のため、なかなか汗が蒸発せず、ベタベタと体にへばりつきます。

汗の成分は尿を薄めたようなもので、全身に薄い尿がずっとへばりついている状態です。いくら外的刺激に対して丈夫な皮膚でもそんな刺激が何時間も続けばアウトです。

それを防ぐには、こまめなシャワーです! 日本の夏を乗り切るために戦前まで行水がさかんにおこなわれていたのも頷けますね~

日本の夏は一日の終わりのお風呂より、帰ったらシャワーですよ!!

紫外線の種類

「お肌の大敵!紫外線」何か化粧品のフレーズみたいですが、その紫外線には大きく分けて3種類あるのでちょっとお勉強しましょう。

紫外線は目に見えない光の一種で紫色の光より強いエネルギーを発する電磁波の一種です。紫色の光を超えた光なので英語ではultraviolet と言われ、UVと略されます。

紫外線対策がUVケアーとかっこよく言われるのはこの英語からきているのですね。

紫外線は化学的な影響を生物に起こし、殺菌消毒、ビタミンDの合成、新陳代謝の促進など有益な反応もありますが、皮膚の遺伝子に影響を与えて皮膚がんの原因にもなります。

UVA
直接的に日焼けの原因になる紫外線ではないため、最近まではあまり心配のない紫外線と思われていました。

しかし、長期の暴露で肌の深部に影響を与え、しみやしわの原因になることが分かってきました。 UVAは曇りの日でも屋内でガラスを通してもふりそそぐ紫外線のため、日々の日焼け止め対策とともに家の窓にも紫外線防止フィルムなどを貼るなど肌老化防止のためにUVA対策が必要です。

UVB
肌の表面に直接的な影響を与える紫外線です。日焼けや水ぶくれの原因になります。

日が照っている時にはこのUVBがたくさん照射されているので日焼け止めや日傘などの紫外線対策が必要ですが、くもりの日やガラスを通しては暴露されることは少ないと言われています。

UVC
太陽光から照射される紫外線にはUVC(波長の違い) も含まれますが、これは地球のオゾン層で吸収されるため今までは地表面には届いていませんでした。

しかし、昨今のオゾン層の破壊で徐々に地表面に届いている量が増えてきています。

UVCは肌にUVBよりも強い火傷を肌に起こすため、今後は注意が必要です。

7月開業予定の「FACEとFOOTの専門サロン YLC」ではお肌の講座も予定しております。お楽しみに!!

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