断糖食
最近、ダイエット本やがん関連、美容・健康関連にまで断糖食というキーワードが目につきます。前にも一度減糖についてアップしましたが、もう一度食養生と断糖について書いてみますね。栄養学では三大栄養素(たんぱく質、脂質、炭水化物)をバランスよくとりましょうと言われています。しかし、このバランスよくという言葉に真面目な日本人は騙されていないでしょうか?
一昔前のエスキモーの食生活は狩りが中心で野菜や穀物などはほとんど摂取していませんでした。しかし、ジャンクフードを含めアメリカの食文化が入ってくると肥満や成人病などの食に関する病気が飛躍的に増えたと言われています。
日本人は米喰い民族と言われるほど戦前は米を食べていましたが、戦後は食文化の変化により、成人病が増えています。この元凶にされているのは脂質を中心した高カロリー食品といわれていますが・・米を食べなくなった代わりに麺やパスタ、ピザ生地、根菜類、あるいは疲れれば脳がほしがる糖類など直接の栄養源である糖に変化する炭水化物と糖の過剰摂取が成人病激増の一翼を担っているのかも?
断糖食の実態
このような経緯から、糖を減らせばあるいは糖に変化する栄養素を減らせば成人病などの食に起因する病気は減らせるのではないか考えると医療関係者も増えてきました。しかし、その考え方を実践している医療関係者には寿命をまっとうしないで突然死を起こした方々もいらっしゃいます。また、糖尿病の方が厳格な断糖でインスリン治療から離脱できたとの報告談が相次いだり(糖を指標にしている現在糖尿病学では摂取食物からの糖類代謝がなければ理論的には血糖はあがりません)、癌が縮小したとの話(癌細胞はその増殖に過大なグルコースエネルギーを必要とします。そのためPET検査ではグルコース取り込みを目安として癌を発見するのが基本原理です)、肌がきれいなった、体重が減少したなど、眉唾ものの話までとりまぜ、最近では断糖食に対する話題を目にしない日はありません。
栄養学や生化学など生体に対する学問は現代の医学をもってしてもまだまだ未知の問題を含んでいます。私は栄養学の三大栄養素神話はもう神話でしかないと考えています。しかし断糖食もまだまだ課題の多い栄養学のこれからの研究領域です。
皆さんは玉石混交の情報に翻弄されるではなく、自分ののライフスタイルにあった自分独自の食養生を考えてみましょう。
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